1.DIY店等で以下のものを揃えます。全てを買っても安物ドリルを入れて1万円までで揃います。

道具、材料を節約して代用品等でやると木工作の経験上まずうまくいきません。

  タイトボンド(フランクリン社製、ネット通販でも入手可。木工用ボンドはダメです。) クランプ(10cm

くらいの物)4個、木片8個 ラッカーニス(ニトロセルロースがいい)ラッカーうすめ液 筆 

ガーゼ、脱脂綿、綿棒、歯ブラシ等 マスキングテープ ぞうきん3枚くらい 万能ヤスリ

耐水ペーパー#600、#1000 電気ドリルかルーター、バフがけパッド 鉄の爪 茶色水性ペン

プライヤー、+ドライバ、金槌

2.ペグ、ナットをはずしてカラ拭きします。ワックスを薄くかけておくとあとではみ出たボンドが

  取り除きやすいです。

3.カーペット等の上にギターを裏向けに寝かせて左手でネックを抑えながら右手でヘッドの先端を持ち、

  床方向に反動をつけながら「パキッ」と傷口を3〜4cmに開く様にネックを軽く半折れ状態にします。

一気に力を入れすぎて表側の突板を割ってしまわないよう少しずつ何回もアタックするのがコツです。

完全に折れてヘッドがネックと分離してしまうとずれない様に固定するのは素人ではまず不可能になる

のでくれぐれも慎重に!また、バールやマイナスドライバー等でこじってはいけません。木部断面が

変形してきっちり着かなくなります。自然な断面が必要なので多少木が裂けたりしてもそのままにします。

4.ギターを起こしたらヘッド部分を引っ張って傷口がぴったりつくことを確認します。小さな欠け程度なら

  補修が利きますが傷口があわない時は中止してプロの手に!

5.傷口を開けてタイトボンドを片面にたっぷり流し込み、筆等で塗り残しのないよう広げます。手早く

  やらないとタイトボンドは以外とはやく硬化しはじめます。

6.傷口をきっちりとあわせて、ヘッドの真ん中あたりに表裏あて木をしてクランプでややゆるめに固定します。

  はみ出たボンドをねれぞうきんでふき取ります。同じ要領で傷口左右、ネック側と合計4箇所にあて木を

  してクランプ固定したら全てのクランプをあて木がへこむ程度に締め込みます。ぬれぞうきんの他歯ブラシ、

  ふで、綿棒等を使ってはみ出たボンドをきれいにふき取ります。

このままギタースタンド等にヘッドやネックによけいな力をかけないように立てかけて一昼夜乾かします。

7.クランプをはずしたら金槌等であて木を軽く横からたたいてはがします。スクレーパー等ではみ出ている

  ボンドを取り除いてぬれぞうきんでふきます。ルックスを気にしない人は傷口に沿ってタッチアップ塗料を

  塗って完成です。塗装の目的は傷口の防水です。タイトボンドは耐水性ではないらしいので。

8.きれいに仕上げたい方は、まずヘッド表をマスキングして塗装の準備です。

  欠けた部分等に、あて木に使った木を少しヤスリで(紙ヤスリ厳禁)削って粉をつくり、タイトボンド少々

  で練ってへら等で塗り込みます。1時間ほど乾かしてから、耐水ペーパーの#600をぬらして木目方向に

  水研ぎを軽く(水が濁る程度)します。木の粉でうめた部分は茶色のサインペンで着色しておきます。

  水性サインペンを使ってぬれぞうきんでぼかしてやると自然な感じでつながります。

9.ラッカーニスをうすめ液1:1くらいでうすめてネックからヘッドに向けてガーゼ等でさっと一方塗り

  します。塗り替えし(往復塗り)はダメです。30分おき位に2度上塗りします。乾いたら耐水ペーパー

  #1000で軽く塗装したところを水研ぎします。

10.行程9をもう1度行います。

11.電動ドリル等の先にバフがけ用パットをつけてバフがけします。摩擦熱で塗装を溶かさないよう注意して

  磨きあげます。ペグ、ナットを取り付けて完成です。

新品並みを期待しないことです。こだわり過ぎると経験と技術がないので必ず失敗します。

修理して使い込まれた風格を残すくらいな気でやれば結構いい感じにできると思います。

美しさを追求するならば迷わずリペアショップへ!

ヘッドとネックを継いである機種(キャッツアイではないと思います)ではできないと思います。

                                         以上