おもちゃ屋氏 所有

CE−1500('79&'80)

CE150001S.JPG - 51,941BYTES CE150002S.JPG - 52,697BYTES
 
CE150003S.JPG - 53,034BYTES
 
投稿者からのコメント
 

先日BBSのほうで紹介致しましたCE-1500のリペアがひととおり終わりましたので報告したいと思います。
キャッツアイギターは以前から欲しいと思っていましたがなかなか機会に恵まれずにおりました。
ところが今年の2月にヤフオクで80年製CE-1500のジャンク品を入手しまして、すっかり魅了されて
しまいました。4月にまたヤフオクで79年製CE-1500のジャンク品が出品されており、我慢できずに
落札してしまいました。とても貴重なものであるにも関わらず、かわいそうな状態でありましたので
リスクは覚悟の上での決断でした。結果的には多少の手直しで回復することができ、出費も2本合わせて
1本の定価ほどで済みましたので本当に良い買い物でした。リペアに関しましては、とみなが様の記事を
参考にさせていただくとともに勇気をもらい感謝しております。

写真の左側が79年製で右側が80年製です。仕様は共にトップがエゾ松(もしくはスプルース)単板、
バックは2Pハカランダ単板、サイドもハカランダ単板、ネックはマホガニー、指板・ブリッジは
エボニー、ペグがグローバーゴールドといったところです。
音に関しましては2本ともクリスタルのようなキラキラした透明感のあるサウンドだと感じます。
79年製のほうが力強く80年製はやや柔らかい音に思えますが、弦を同時に交換していないので
その違いであるかもしれません。
この2本の違いをあえてあげるならバックの材で、79年製はとても濃い色で木目が詰まったものに対し
80年製は木目の濃淡がはっきりした大胆なものが使われています。ただし共にほぼ柾目である点は
同様といえます。

7901S.JPG - 49,694BYTES 7902S.JPG - 50,937BYTES 7903S.JPG - 46,512BYTES
7904S.JPG - 50,223BYTES 7905S.JPG - 56,591BYTES 7906S.JPG - 52,816BYTES

7908S.JPG - 61,138BYTES 7907S.JPG - 49,883BYTES

この79年製CE-1500は今年の4月にヤフオクで落札いたしまして、私の元に届いた時の状態は
ヘッドボリュート下部の割れ、サイド・バック・ネックの白濁がありました。特にバックの白濁が
ひどく、真っ白で木目もうっすらとしか見えない状態でリフィニッシュを決心させるに十分でした。
ちなみにシリアルは1180X79です。
まず、ヘッドの割れをタイトボンドで加圧接着を行いました。割れ口の欠損がなかったので、ネック
の着色再塗装後はどこが割れていたのか判らないほどになり成功でした。
次にバックの白濁塗装の剥離を行いました。サンドペーパーで研磨している際、気付いたのですが
白濁していたのは主に塗装の中間層で、下部層のシーラーは白濁していませんでした。ということは
白濁の原因としてハカランダの脱脂不足は少なくてもこの個体にはあてはまらないのではと思います。
再塗装は着色せず、シーラー塗装の後はラッカーの重ね塗りと研磨の繰り返しを行いましたが、
刷毛塗りのため技術不足も手伝って刷毛跡が残ってしまいました。
それでも濃い色の素晴らしい木目が蘇り自己満足しております。
サイドは部分的に少し白濁がありますが木目がはっきり見えるので当面はこのまま使おうと思います。
その他はこれといった不具合はなく、ピックガードは塗りこみでしっかり付いていますし、ペグはツブが
出ていますがゴールドにつやがあります。ヘッド付板の塗装が少し黄ばんでいるため白蝶貝のフラワー
ポットが金色に見えかえって綺麗なのでそのままにしました。ブリッジピンはこの猫君にふさわしい
エボニー製のものに交換しました。最後にフレットの研磨、ボディのポリッシュを行い完了。
いろいろ手間がかかりましたが回復した姿を見て感慨深いものがあります。
これからも手をかけて育ててやりたいと思います。

8001S.JPG - 50,722BYTES 8002S.JPG - 50,282BYTES 8003S.JPG - 52,952BYTES
8004S.JPG - 51,237BYTES 8005S.JPG - 57,667BYTES 8006S.JPG - 50,673BYTES

8008S.JPG - 58,161BYTES 8007S.JPG - 47,662BYTES

この80年製CE-1500は今年の2月にヤフオクで落札いたしまして、その時の状態はピックガードが
剥がされて、その部分がササクレ状態になっておりました。前オーナーがピックガードを剥離する際
失敗してトップ板がササクレてしまったとのことでした。また白濁がひどかったのでトップ、サイド、
バック、ネック、ヘッドをご自身でリフィニッシュされたとのことでした。加えてトップのふくらみを
少し削っていたのでリトップを勧めておられました。届きました現品を確認しますと画像で見るより状態は
良好でしたので、リトップする技術を持ち合わせていないこともあり、ササクレている部分を補修して
ピックガードを自作して取り付けることにしました。サドルとブリッジピンも紛失してありませんでした。
このCE-1500のシリアル1209X80で、後で気付いたことですがハカランダものでは最終に近いものでは
ないかと思われます。
まずササクレの部分にタイトボンドを平らに塗り硬化してから平滑に研磨し、ピックガードを貼り付けました。
ササクレした部分が当初のピックガード貼付け部より広がってしまっていたため、自作のピックガードは
少しオーバーサイズになり違和感があります。これもご愛嬌ということでお許し下さい。サドルは牛骨板を
加工し、ブリッジピンは牛骨製のものを購入して取付けました。他に不具合はありませんでした。
再塗装につきましては前オーナーがかなり手間を掛けられたようで、剥離作業時に付けた傷を除けばとても
綺麗に仕上がっていて私はコンパウンドで磨けば十分でした。ハードケースは純正のものでなかったので
別にブルーケースを入手致しました。
この猫君が自分のもとに来てから3ヶ月ほど経ちますが前オーナーの心配をよそに元気に鳴いています。
でもピックガードがこのままではかわいそうなので良い物があったら交換してやりたいと思っています。 

現在すっかりキャッツアイにはまってしまっております。

ご自分でリペアなさったにしては、とても綺麗に仕上がっていますね。
特に79年製は、バックが真っ白だったようですが、綺麗になって柾目が良く見えるようになっています。
このクラスのハカランダは、もうなかなか入手できませんので、とても貴重ですね!
リペアについてはとみながさんの記事をご覧になったとのことで、このサイトが役に立ち良かったです。
こういう事例を見ると、持病の白濁をリフィニッシュしたくなりますね。^^

(2006/5/23UP)