catback氏所有

CEV285−OM(’02)

(カスタム・オーダー)

     
 
     
 
     
 
     
 
     
 
     
 
     
   

 

去年の夏でしたか、よしださんにメールで勧められた(覚えておられないでしょ
うが)「Dタイプはこれくらいで、000か00の小さいタイプはどうです」の一言
に心が揺れました。OM-42、000-28VS、000-28ECと楽器店で試奏してみました。

OM-42は目茶苦茶よかったけど高いです。000-28ECが結構いい音で良いなと思い
ましたが、以前にも書きましたように私、ネックのセルバインディグ派ですので
困りました。
000-28ECとてやはりマーチンの音ですし、初めて買うボディサイズの違うギター
ですので別にマーチンでなくてもと思いました。マーチンの音は飽きてきたし
(うそうそ)
そこでキャッツアイの「オーダーメイドシステム」があるのを突然思い出しまし
た。

カタログに掲載されているオーダー表の記入例のギターはいくらするのか東海楽
器に問い合わせたところ、あれは東海楽器のほぼフルスペックになるので120万
円だそうです。材を指定してまでギターを作ってもらっても私には音の違いはほ
とんど判りませんので、現行モデルのプラスオーダーすることにしました。CE
VシリーズならOKだそうです。

とりあえずメーカーに試奏用の貸し出しギターがあるというので、楽器店を通し
て取り寄せてもらいました。これが結構いい音で、一発で決めました。
ということで現行モデル CEV200-OMをベースにすることになりました。
昨年の12月の初旬にオーダーしましたので4ヶ月程かかりました

ヘッド
フラワーポットでしたが、せっかくのセミオーダー、何か目立つ物をということ
で自分の名前にしようと思いましたが恥ずかしいので、あの「キャッツの猫マー
ク」をオーダーしました。最初はOKということでしたが、ドタキャン(最近の言
葉ですな)があり、第2候補のキャッツアイの大文字旧ロゴにしました。輪郭が
ハッキリするように白いめの貝で入れてもらいました。正面から見るとあまり判
りませんが、角度によってすごく綺麗に輝きます。(これは結構気にいりました)
つき板はつや消しです。

ペグ
ビンテージグローバータイプになっていましたが、試奏時、ヘッド側でカタカタ
いうなと思っておりますと、カタンと何かが落ちました。ヘッドを見ると3弦の
ペグつまみがありません。あわてて探しましたが、どこか安っぽいペグの心棒に
差し込んであるだけの物でした。ということで私の好きなグローバーの102Gに
変更しました。

ポジションマーク
ドットではどこか指板が寂しいので、CE-1200と同じポジションマークにしても
らいました。特に12フレットは寄り目でないキャッツアイを指定しました。これ
は今回の目玉でして、他はともかくこれだけは絶対に譲れないということでミリ
単位で指定しましたところ、見事それに答えて頂けました。

サイドポジションマーク
キャッツアイ、マーチンのほとんどがサイドポジがドット1点になっています。
なぜかD-45だけが12フレットのみ2点になっていました。その昔、カルロス・
サンタナがヤマハにオーダーしたギターにはステージで照明が当たらない場所で
も判るようにサイドポジに発光ダイオードを埋め込んであったそうです。見てい
ないようで見ているサイドポジ、おしゃれに2点にしました。演奏者にしか判ら
ないこだわりです。

パフリング
最初45タイプの貝をボディ全体に入れてもらおうとしましたが、30万円かかるの
でやめました。それならサウンドホール廻りには最初から貝が入っているのでト
ップ廻りに入れてOM-42の様にと思いましたが、それでも10万円かかるのでやめ
ました。悩んだ末ヘリンボーンで、それなら無料ですとのことでした。なんのこ
とない、シールを貼ってあるだけのようです。HD-28のヘリンボーンは本物の
寄木でしょうか。

ピックガード
ノーマルは鼈甲柄の貼り付けです。以前PAL大阪店の小関店長と話しをした時、
ピックガードの話題で「そら絶対、誰が何を言おうと70年代は黒だ」ということ
で意見が一致しました。事実、PALさんに黒のピックガードに張り替えの中年
のお客さんが結構多いそうです。ということで黒のピックガードに、それも塗り
込みで。私見ですが、塗り込みピックガードはマーチンよりキャッツの方が良い
と思います。私のD-41も以前楽器店で弾いたCFMも境目の処理が悪かったで
す。

ネック
試奏ギターはカタログにあるようにVシェイプだったのですが、出来上がりはU
シェイプというか、かまぼこ型でした。私はこちらの方が好きなので良かったで
す。また色も赤黒い感じだったんですが、出来上がりは少し明るい色になってい
ました。やはり2ピースでした。

指板
縞黒檀でしょうか、カタログ写真では黒くなっていますが、出来上がりは染めて
おらず、本来の色が出てとてもいい感じです。

トップ
スプルースですが、大変目の詰まった者が使われています。所々にベアクロウ?
の様な模様がでてます。CE−1200の方がたくさん出ていてカッコいいのですが、
あまり音には関係ないようですね。

サイド・バック
インディアンローズとなっていますが、相当黒っぽい感じです。

ギター内部
内部塗装はしてありません。ブレーシングは浅めのスキャロップになっています。

型番・シリアルナンバー
ネックブロックにはCEV285-OMとなっています。メーカーの説明では基本的
に定価が品番になるので、285,000円ですからこの品番になったそうです。シリ
アルナンバーは品番共に焼き印ではなくゴム印で「2018**」になってます。メー
カーに問い合わせますと頭の「2」が2002年製を表すそうです。

保証書
保証書といっても往復はがきのような紙で、モデル名とシリアルナンバーがスタ
ンプしてあるだけで、検品者・メーカー印等はありません。
HOW TO CARE の中に興味深い事が書かれています。
● 何ヶ月も弾かない場合以外は弦をゆるめる必要はありません。
● 良い弦を使用し、交換する場合はネックコンディションのためにも一本づつ
はりかえてください。
● もっとも大切なことはギターを知りつくして使いこむことです。良いギター
は必ずしも高価なギターとはかぎりません。プレイヤー自身が弾きこむことによ
って良いギターはつくられます。

総評
外見は全体にオールド感がでて、結構いい感じです。弾いた感じは今までDタイ
プばかりだったので、少しとまどいますが、大変弾きやすいです。音の方はさす
がにDタイプほどの低音とボディの厚みからくる音の深みというか重みはありま
せんが、中高音は今までにない新鮮な感じの音がでます。ええことずくめのよう
ですが、ただ一つバフがけが目茶苦茶へたです。バフ跡は全体に残っているし、
ムラが目立ちます。ちなみにD-45はボディ全体鏡のようにピカピカでした、さ
すがです。まあ、磨いているうちに光ってくるでしょう。

catbackさん、こだわりのオーダーです。
どうも私がそっと背中を押していたようで、恐縮です。(爆)
暫く前から私もオーダーを考えているところなのですが、先を越されましたね。
ヘッド、12Fのキャッツアイ、サイドポジなど随所に拘りが感じられます。
20年ほど前CE−2500をカスタマイズしたとき、
このくらいのこだわりがあれば良かったなぁ・・・、と画像を見ながら思います。

何はともあれ、ご購入おめでとうございます

かなり前にヘッドウェイのハードケース画像を提供いただいていたのですが、アップ出来ずにいました。
良くフィットしていますね。^^