管理人の独り言−ギターが抜ける時−


 新しいギターを購入したら弾き込むわけですが、いつから新品時の何かもさもさとした鳴りがスカッと抜けてきたか、皆さんは体験されたでしょうか?私は既に四半世紀に十数本のギターを弾いてきましたが、2003年夏、初めて鳴りが変わってくる瞬間を体験しました。キャッツアイの000−45モデルでのことでしたが、それは非常に感動的でした。そもそも、そういう瞬間がギターにあるのだということが一つの発見でしたし、私にとって新鮮な驚きでした。
 私の最初の購入ギターは、ご存じのようにCE−2500カスタムとなります。このギターは、思えば来た当初本当に「鳴らない」ギターでした。自分としては、まだ初心者然とした時期でしたので、それほどギターに対する知識や経験があったわけでもなく、若さに任せて弾いているばかりでした。このギターが本当に鳴り出したのは、その後10年ぐらい経ってからです。途中私がどちらかと言えばエレクトリックの方に走ったり、全く弾かなかった時期があって、何となく気が付いたら音が変わっていた・・・というのが本当ですね。
 そして2本目、CE−800Sです。このギターはCE−2500がかなり重く、もっと軽いギターが欲しくて取り寄せた物でした。従って、あくまでスーパーサブという位置づけで、友人に貸し出している時期が長かったんですよね。その友人もあまり弾かなかったらしく、どうもギターケースの中で自然と抜けてしまった・・・というところです。(笑)
 3本目はCE−1000Sですね。このギター、ニアミントで私の手元にやって来ました。弾かれていないという意味では、デッドミントと言うべきでしょうか。これも最初抜けが悪かったのですが、2002年末くらいに弾き込みを重ねて抜けてきました。残念ながら、このギターでは抜ける瞬間は味わえませんでした。何となく抜けが良くなってきて、2003年2月にはライブに使っています。
 そして000−45モデルとなります。このギターも殆ど弾かれていないミント状態で手元にやってきました。高音側の抜けは良いものの、中低音がこもり気味で、正直サドルかナットのせいだろうと思っていました。ご存じバナナムーンさんで調整して貰っても、この傾向は治らず、ずっと弾き込みを続ける日々が続きました。2003年の夏は雨が多く、とても湿度が高かったのですが、その割には良く出して弾いておりました。とある平日の夜弾きだしたら、少しして音色が変わってきます。ん?何だ??と思って弾いていますと、今までとは違い3〜6弦が抜けてきます。同時にギター全体の振動も変わってきて、一気に全ての弦が生き生きと鳴り始めました。これは、ギター弾きとしては本当に感動的で、暫し鳥肌が立ったのを覚えています。目から鱗・・・と言うべきでしょうか、何枚もヴェールを剥がしたと言いましょうか・・・。
 それからさらに弾き込みを続けていますが、それからも徐々に鳴りと音色が変わってきて、本日初めて実戦(同僚の披露宴)で使用してみました。貧弱なボーカルマイクで直録りだったにもかかわらず、非常に綺麗な音色で鳴ってくれ、000サイズのギターの良さを実感した次第です。これからどんどん使って行くことになるのでしょう。^^
 そうそう、CE−700Sも家に来た時は鳴っていませんでした。このギターは可哀想なギターで、他に沢山の弾き込みを要する物があったため、なかなか手を伸ばせずにいました。何ヶ月ぶりかで出した時・・・あれあれ、抜けちゃったよ・・・ということでした。(爆)
 CE−1500は、ボロボロの状態でやって来ましたが、見た目に違わず良く弾き込まれていました。でも、ここまで弾き込まれていてもまだまだ奥がありそうですね。来た時よりさらに良くなっている気がします。これを弾いていると他の物もまだまだ弾いてやれば成長するんだろうなぁ・・・と思っています。・・・頑張ろう・・・。(笑)